呼び込みしよう!
当日何が一番辛いかというとお客さんがブースに止まってくれないことですよね…。
大きなポスターがなかったり、商品の並べ方に
センスを感じられなかったり、可愛い売り子さんがいなかったり、落ち込むポイントはたくさんありますが、私も初出展で机の上に置いてあるA4サイズの宣伝画像しかありませんでしたが、呼び込んで完売させたので大丈夫です。
何百人ものお客さんがブースを通るのに自分のブースには全然止まってくれない。
チラッと見て他に言ってしまう。そんな状況耐えられますか?
私は1時間で心折れます。
そんな状況にならないようにお客さんは自分たちの声で止めて呼び込むしかありません。
どうですか?って言うな!
呼びかけの言葉で一番最悪なのは
「どうですかー?」です。
そんなん「どうもこうもねぇよ」
商品にめっちゃインパクトがあれば少しは効果あるかもしれませんが「どうですか?」なんて言葉になんの効果も、言う必要すらないので言うのをやめてください。
タイトルを言うだけなのもオススメしません。
タイトルがめっちゃキャッチーで面白いのであればタイトル言うのは全然ありですが、造語や外国語系、略語系タイトルは言っても何も引っかかるものがないのでお客さんとしては立ち止まる要素になりません。
「セカセカです!どうですかー?」
「ヴァルツです!どうですかー?」
なんて言われてももしその中身を知らなければ興味もわきませんよね。
じゃあ何言えばいいんだよ!って思いますよね。
オススメなのは質問系、呼びかけ系です。
例えば「引っ越しがテーマのボドゲ」を作ったとしたら
「引っ越ししませんか?」
や
「引っ越し手伝ってもらえませんか?」
でもいいですし、内容によっては
「良い部屋ありますよ!」
でもいいです。
「RPG系のボドゲ」だったら
「勇者探してます!」
でも
「そこの勇者さん!」
でも
「魔王倒しませんか?」
とかでもいいかもしれません。
すると意味分からないのでちょっと見ますよね?
すると立ち止まってもらえる確率が高くなります。
ちなみに私が「行けたら行くわ!」というボドゲを販売していた時は
「行けたら行きませんか?」
というかけ声で客引きをしていました。
疑問系なのでお客さんにも声をかけやすいですし「どういうこと?」ってお客さんも足を止めてくれてました。
足を止めてくれなくても笑いながら通過してくれるのでこちらとしても心理的ダメージは一切ありません。
足を止めてくれればこっちのもんです。
後は営業(接客)を行いましょう!
立って!
声掛けの時ですが、立って行いましょう。
「当然でしょ?」と思う方もいるかと思いますが、実際ゲムマでは座って販売されてるブースが多いです。
別にそれが悪いとは言いませんが、座ってスマホを弄ってるサークルとかを見ると「あぁ、売る気ないんだな…」って思います。
いいんです。座ってスマホ弄ってても売れるような知名度も実績もあるサークルは。
でもそうじゃないサークルでそんな態度で誰が近づきますか?売ってるもの面白そうだなって思いますか?
よっぽど目的あって来る人じゃない限りチラ見してそのまま通り過ぎます。
私はゲムマでも名古屋ボードゲーム楽市でも昼ご飯休憩以外は座りませんでした。
では、なぜ立つのがいいのか。
それは『お客さんと視線があう』からです。
呼び込みの基本はお客さんと視線を合わせることです。
大多数に声をかけてるように思うと不思議と人は足を止めません。
呼び込みのかけ声も目があった状態で言うだけで止まってくれる確率がグッと上がります。
座っててもいいですが、お客さんと視線を合わせるには目線を上げないといけません。
首痛くないですか?
お客さんも若干視線を下げないと視線があわないです。
でも立ってれば視線は簡単に合います。説明の為に立ったり座ったりしなくていいので逆に楽です。
○○な△△さん!
私が呼び込みの時にやっていたことは
『お客さんを特定して呼び込む』
ということです。
例えば緑色の服を着ている人が通りかかったら
「緑の服のお兄さん!行けたら行きませんか?」
という感じに声をかけてました。
キャラクターグッズを持っていれば
「ハルヒの人形持ってるお姉さん!」とその人だとわかる特徴を言って呼びかけると例え最初視線があってなくても強制的に合わせたり、視線が合っていれば足を止めさせれるのでそのまま営業に持ち込めます。
ゲムマでこれをやってる人はほぼいなかったです。
だからみんな足を止めるんです。
他と違うので意識してなくても、興味を持っていなくても足を止めてくれます。
これが当日やる最大の営業行為です。
※ちなみに「年下、同年代、おじさんおばさん」ぐらいの年齢の方には「お兄さん(お姉さん)」
明らかご高齢な方には「お父さん(お母さん)」
と言うようにしてます。参考までに。
ダメでもともと
さて、ここまで呼び込みのテクニック的な側面を書いてきましたが、それを行う上で一番重要なマインドのことを最後に書きます。
それは
「でもお客さんのほとんどは止まらないし、買ってくれない」
です。
元も子もないですね。
でもこのマインドを持っておくことが重要です。
98%のお客さんは足を止めません。
足を止めてもチラッと見てからどっかいきます。それが普通です。それが通常なんです。
だから2%のお客さんが止まってくれればいいんです。
100人通り過ぎたら2人止まってくれればいいんです。
当日はその何倍ものお客さんが通るんですから。その止まってくれたお客さんのうちまた数%でも買ってくれればいいんです。
足を止めたら当然100%買うわけじゃないので。
なのでいちいち
「声かけたのに止まってくれなかった…」
「止まってくれて営業したのに買ってくれなかった…」
なんて思う必要が一切ないんです。「買わないのが普通」なんです。
「買ってくれる!」というマインドで営業して、はじめの一時間で全然呼び込めなかったり、売れなかったりしたらどうなりますか?
きっとお昼食べた後のあなたはイスに座ってスマホを弄って、たまに顔をあげては小さな声で「どうですかー?」って言ってる人になってるでしょう。
売れたら嬉しい!でも売れないのが普通!
このマインドで最初から最後まで貫き通しましょう。
きっと終わってみれば普通に売れてると思います。
数!
上の話を聞いてきっとこう思いませんでした?
「え?そんなに確率って低いの…?」
って。
まぁ%の数字はそう思っておけという数字なので正確な確率では当然ないですが、100人に声をかけて10人止まって、2人買ってくれたら最高ぐらいの感覚で私は営業しています。
でもそれくらいの確率でも1000人に声をかければ20個売れるんですよ。
簡単じゃないですか?
確かに営業トークがうまくなれば立ち止まった10人から買ってくれる割合は高くなりますが当然5割だ8割だになんてなりません。
10人止まって4人買ってくれたらスーパー営業マンです。
そういった確率を、そういったマインドを持っているので売れる営業マンはちゃんと数うつんです。
売れる営業マンは行動量が多いんです。
テクニックも大事ですが、基礎にあるのは行動数です。
多くのサークルが参加し、クオリティも上がってる今、この行動量の差で埋もれるか認知されるか決まります。
「でも声かけるの苦手で…」
「私仕事営業じゃないし…」
とか思ってるヒマはありません。
座っててもただお客さんは通り過ぎて行くだけなんですよ?
なら声かけてみればいいんですよ。
ただなんだから。
断られても、通り過ぎられてもいいじゃないですか。
別にその人意外にもたくさんお客さんはいますよ。
でも声をかけないと出会うことのなかったお客さんは必ずいます。
その人を逃さないためにもまず、声かけ!
行動していきましょう!
するのはただなんだから!
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